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十三機兵防衛圏は最高の一本道ゲーム

こんにちは 

そろそろSwitch版の十三機兵防衛圏が発売されるので、もう1回くらいこのゲームの魅力の話をしたいのでします。

 

核心的なネタバレは無いけれど、出来るだけ何も情報を仕入れない方が面白いゲームなので購入確定している人はこんな記事を読まずに体験版をプレイしてほしい。

もしその後に覚えていたら、もう一回アクセスしてくれたりしたら嬉しいです。

 

以下本文

 

皆さんは一本道ゲームという言葉にどういった印象があるでしょうか。

概ね単調だったり、選択肢がといった意味合いで使われるでしょう。

 

しかしこのゲームは最終的に一つのルートしかないゲームでありながら、単調さを全く感じませんでした。

その理由について自分なりの解釈をうだうだ話していきます。

 

 

 

1.ざっくりとしたゲームの概要

まず前提として、十三機兵防衛圏(以下十三機兵)はADVとSRPGをADV寄りに融合させたゲームで、そのADV要素は選択肢による分岐はなく、分岐のように見える部分も結局ルート進行するうえで回収が必要となり、プレイヤー毎の変化はありません。

 

SRPG部分は多少のカスタマイズ性はありますが、武装の種類も多いわけではなく、キャラごとに特化しているものが決まっているので、そこまで他プレイヤーと露骨にビルドが違うということはないでしょう。

 

2.じゃあなんで面白いの

上の部分だけ聞くと何が面白いかわからないですよね。

先にSRPG部分から。

こちらはメインではないので、正直な話そこまで話す部分は無いです。

しかし、ADV部分でのキャラクターの掘り下げや、戦う理由を知ったうえで13人の主人公を操作出来るのは非常に面白く、会話シーンは心を動かされることが多かったです。

 

次にADV部分、上述した通り、表示されるテキストはどのプレイヤーだろうとほぼ全く同じで、完成するストーリーの結末は1つです。

では何故このゲームに単調さがないか。

それはストーリーのプレイ順です。

 

ADV部分は13人の主人公が選べ、それぞれの目線でストーリーを追っていくようになっています。

何度も言いますが、最終的には全てのルートをクリアし、同じエンディングにたどり着きます。

しかし一つだけ選べるものがあり、それがストーリーを見る順番です。

 

順番を変えることにより主人公Aの目線でみた主人公C 主人公Bの目線で見た主人公C 主人公C自身の目線で見る主人公Cが味わえ、ストーリーを追う順番に応じてキャラの印象が違ってきます。

特に最初はいがみ合っているキャラ同士のストーリーはどちらから見るかでかなりの印象が違うので、プレイ毎に楽しめる部分になっていると思います。

 

だからこそプレイした人の感想を聞きたいし、Twitterで十三機兵の感想を見るたび追いかけてます。

 

3.ぶっちゃけた話

上記の要素を自分は強く感じているんですが、純粋にストーリーが面白いんですよね。

面白くなかったら順番が違ったところで意味がないですし。

 

13人分の主観視点+αのストーリーを納得できるクオリティで仕上げてるのは狂気の産物です。本当に。

 

着地点が思ったようにならなかったけど根本が面白いとなんでも良い要素に感じるって話かもしれない

おわり。