Spiced Ham

やってるゲームのはなしをする

今更感想シリーズ 十三機兵防衛圏

こんにちは。 

2020年は人に伝える文章のリハビリにブログ使おうとしたのですが、最高かつ最悪の時間破壊ゲームLeague of Legendsを始めたことによりあらゆる時間が破滅したので更新ができませんでした。

 

半分嘘です

暇な時間はあったので怠慢です。

 

書きたいもの(特にプレイしたゲームの感想)はあったので、いっそそれをシリーズ化すれば今年は書けるかなぁ みたいなノリでこの記事は生成されました。

プレイから1年以上経っているものも多いので、忘れかけてることもそこそこあると思うのですがそこはご容赦を。

 

 

そんなわけで以下本編

13sar.jp

 

大まかな概要

 

朧村正オーディンスフィア等の名作を手掛けた2Dアクションの巨塔であるヴァニラウェアが、まさかのADV+SLGを掛け合わせた作品。

タイトルに示されている通り13人もの主人公を操作でき、群像劇が紡がれていく青春SFストーリー。

過去作で培った美麗な2Dグラフィックも特徴の一つ。

 

システムはADV部分の追想編、SLG部分の崩壊編、そしてその2つから得られる情報を整理するための究明編に分かれている。

 

キャラクターについては喋りすぎてしまうのもナンセンスなので上に貼った公式サイトを参照されたし。

 

 

 

感想

 ちょうど去年の1月にプレイしました。

最初の1作品に選んだということから察せるところもあると思いますが、非常に面白かったです。

 

プレイ時間はクリアまで20時間かかり、長くても30時間台でクリアできるんじゃないでしょうか。

値段の割には短いと感じる方もいるかもしれませんが、クリアした後一片たりともそのような発想に至りませんでした。

 

正直自分がうだうだ言ってるのを聞くより、PS4および5を持っているなら体験版をプレイして肌に合うかを確かめてほしい。

十三機兵防衛圏 体験版

 

 

以下はうだうだ言ってるのを眺めに来た人と、一からPS4(もしくは5)を買うのは流石にな~という人と、既プレイで他人の感想を聞かないと餓死してしまう同類の方々向けです。

一応露骨なネタバレは避けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲームの比重としてはADV7割SLG3割くらいに感じました。

 

ADV部分はずっしりSFなんですが、設定を完全に理解せずともキャラクターたちの目指す方向性はわかりやすい上に、青春ジュブナイルも混ざってくるので設定を全て理解しきれずとも熱くなれるはず。

 

自分はたまに星新一の短編を読んでたくらいのアレルギーでもないし熱心でもないベリーライトSFオタクなんですけど、それくらいでも理解はできました。

SFと聞くと蕁麻疹が湧いて爆発するレベルでもなければ最初に触れる分にも適しているはず……。

 

 

そしてSF部分の考証に興味が湧いたら、究明編が綺麗に時系列順で整理されており本当に便利なので眺めてみるのもお勧めです。

中古で買うとある一部分だけ時系列が逆転している設定ミスがあるので、気になるならアップデートしましょう。

 

上で述べたキャラクター部分をもう少し掘り下げると、主人公である操作キャラが13人+複数の重要人物がいて明確な矛盾がない、そしてなにより主人公をプレイする順番によって他の主人公のイメージが変わるのが面白い。

 

ここがADV部分をゲームたらしめてると思っていて、ADVなのに自らのプレイ体験が人と違うのが楽しいんですよね。

ある程度設定開示のためにプレイ順は決まっているんですが、お互い(もしくは一方的に)敵対したり怪しかったりする描写のキャラが同時に進行可能になったりする部分でどちらを先にプレイするかはかなり印象に影響するはずです。

 

ということもあって、使い古されている表現ですが、確固たる自分の言葉として“記憶を消してもう一度プレイしたい”1作です。

 

 

サブである(と感じた)ADV部分も難しすぎず簡単すぎず、また苦手な人でも最低難易度にすればかなり楽にクリアできる難易度設定が素晴らしい。

リアルタイムなので最初は少し難しいかもしれないけどコツを見つけたらかなり楽になるはず……。

ただ「ストーリー読まないでSLG部分だけが目当て!」みたいな人にはちょっと物足りないかもしれない。 

 

 

 

 

まとめ

感想なのか布教なのかよくわからないモノになってましたが、それくらい手放しで面白いし人に勧めたくなるゲームでした。

 

こういった熱の入った趣味全開の作品って大体操作がピーキーだったり、テキストやシステムが取っつきづらかったりするんですが、このゲームはインターフェースも優秀だし導線もしっかりしてるし、そのうえで操り人形になっていると感じないようにプレイ体験を尊重してくれる良いゲームでした。

 

キャラやストーリーの大筋についてはネタバレの塊なので触れられませんでしたが、サブキャラ含めとても魅力的です。

 

特に好きなキャラを挙げると主人公は関ヶ原、網口、東雲

非操作キャラだと井田になるんですが、お世辞等抜きで主要なキャラクターはみんな好きだし、必要であると感じます。

 

まとめなのにまた風呂敷が広がりそうになってしまったのでこの辺で。

 

 

文章の組み立てに慣れてきたらネタバレ込みの記事もいつか書きたいな。